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マヌカハニーに副作用はある?湿疹が出るケースや食べるときの注意点は?

マヌカハニーは健康志向の方から注目を集めている外国産のハチミツです。(主にニュージーランド)
主な特徴としては抗菌性が高いメチルグリオキサールを多く含んでいる点が挙げられます。
この記事では、そんなマヌカハニーの副作用や食べるときの注意点を分かりやすくまとめました。
マヌカハニーには医薬品のような副作用はありませんが、食べる前に確認しておきたいポイントがいくつかあります。
初めてマヌカハニーを購入する方は、こちらの内容をぜひ参考にしてみてください。
マヌカハニーに大きな副作用はない|湿疹が出るケースとは?
結論から先に伝えると、マヌカハニーに特定の薬を服用したときのような大きな副作用はありません。
ネットで検索すると「マヌカハニー 副作用 湿疹」といった単語を見かけることもありますが、マヌカハニーを食べると必ず湿疹が出るわけではないので安心してください。
マヌカハニーにはメチルグリオキサールが多く含まれています。
メチルグリオキサールは高い抗菌性を持つ成分として知られていて、ただ食べるだけでなく皮膚に塗るといった使い方がされるところも大きな特徴です。
そんなマヌカハニーで湿疹が出る原因はアレルギーもしくは肌への刺激となります。
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ハチミツに含まれる成分によってアレルギー反応が生じる
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肌に直接塗ることによって痒みや湿疹が出る
アレルギーへの心配がある方は、少量のマヌカハニーを腕の内側に塗り、しばらく様子を見ましょう。(自分でもできる簡易的なパッチテスト)
マヌカハニーの特徴やメチルグリオキサールの効果
ここからはマヌカハニーの基本的な知識と他のハチミツとは異なる特徴を紹介していきます。
それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。
マヌカハニーにはメチルグリオキサールが多く含まれている
冒頭でも伝えた通り、マヌカハニーの特徴は他のハチミツよりも多くのメチルグリオキサールを含んでいるところです。
一般的なハチミツにもメチルグリオキサールは含まれていますが、マヌカハニーと比べるとごく微量です。
「なぜマヌカハニーにだけメチルグリオキサールが多く含まれているのか?」という疑問もあると思いますが、これはマヌカハニーの原料に由来します。
<マヌカハニーとメチルグリオキサールの関係>
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マヌカハニーはニュージーランドに自生する「マヌカ」の花蜜を原料とする
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マヌカの花蜜にはメチルグリオキサールの原料となるジヒドロキシアセトンが多く含まれている
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時間を掛けてジヒドロキシアセトンがメチルグリオキサールへと変化する
現在のところハチミツとして扱われる花の中で、マヌカほどジヒドロキシアセトンが多い花はありません。
こうした理由により、マヌカハニーは他のハチミツとは異なる評価を得ているということです。
メチルグリオキサールには高い抗菌性・抗炎症性がある
マヌカハニーが世界的にも有名になったのは「メチルグリオキサールの含有量が非常に多い」ということが分かったからです。
メチルグリオキサールは抗菌性・抗炎症性が高く、口腔内や皮膚のケアに利用されています。
In addition, manuka honey has been shown to contain high concentrations of methylglyoxal (MGO), contributing the relatively superior antimicrobial activity of manuka honey compared to non-MGO honeys.
(日本語訳:マヌカハニーには高濃度のメチルグリオキサール (MGO) が含まれています。MGO を含まないハチミツに比べて抗菌作用が比較的優れていることが示されています)
引用:Methylglyoxal-infused honey mimics the anti-Staphylococcus aureus biofilm activity of manuka honey: potential implication in chronic rhinosinusitis
実際に様々な研究によってメチルグリオキサールの抗菌作用・抗炎症作用は確認されています。
マヌカハニーの原産国であるニュージーランドの先住民たちは、昔からマヌカの木自体を神聖なものとし、薬のひとつとしても重宝していました。
マヌカの花蜜から作られるハチミツにメチルグリオキサールが含まれていること、高い抗菌性があることが分かったのはここ50年くらいの話ですが、先住民の方々はその効果を自然と理解していたということです。
副作用以外でマヌカハニーを食べるときの注意点
マヌカハニーに大きな副作用の心配はありませんが、摂取する際は以下の点に注意しましょう。
1歳未満の乳児に食べさせないこと
マヌカハニーに限らず、ハチミツにはボツリヌス菌の芽胞が含まれている可能性があるため、1歳未満の乳児に与えてはいけません。
これは、乳児は腸内細菌の環境が整っておらず、ボツリヌス菌が増えて毒素を作ってしまう恐れがあるためです。
生後1歳以上になると、離乳食等により腸内環境が整う時期となるため、ハチミツを避ける必要はありません。ハチミツは栄養価の高い食品ですが、生後1歳以上になってから与えましょう。
引用:消費者庁(ハチミツによる乳児のボツリヌス症)
ボツリヌス菌は他の細菌より比較的「熱に強い菌」であり、加熱しても完全に死滅しないことがあります。
ハチミツは製造工程において加熱するものもありますが、加熱処理をしているハチミツでもボツリヌス菌が残っている可能性はあるということです。
アレルギーの有無を確かめること
マヌカハニーには花粉由来のタンパク質やミツバチ由来のタンパク質が含まれています。
身体の免疫機能がこうしたタンパク質を異物として捉え、体内でヒスタミンなどの化学伝達物質を放出するとくしゃみ・鼻水などのアレルギー症状が現れます。
軽度のアレルギー反応であれば問題ありませんが、人によっては湿疹が出たり呼吸が苦しく感じたりするケースもあるので、アレルギー体質の人は注意が必要です。
過去にハチミツを食べてアレルギー症状が出たことがある人は食べるのを控えましょう。
熱を加えすぎないこと
マヌカハニーに含まれるメチルグリオキサールは熱に弱いといった性質があります。
飴の加工を想定した150℃加熱では、わずか10分間でMGOが約12%まで減少した。また、ニュージーランド第一次産業省が定める指標の一つである2’-メトキシアセトフェノンも10分間の加熱で有意に減少した。
引用:調理加工への応用を目指したマヌカハニー特有成分の熱安定性に関する検討
温度が高い飲み物に混ぜるとメチルグリオキサールが減少し、感じられる効果が薄まってしまいます。
そのため、飲み物と合わせる場合は温度に気を付けてください。
糖分の摂りすぎに気を付けること
マヌカハニーは糖分を多く含む食べ物なので、過剰摂取には気を付けましょう。
また、糖分を摂取することで一時的に血糖値が上がる可能性もあります。
急に血糖値が上がると眠気や怠さを感じ、集中力が低下することも珍しくありません。(運転前、高所での作業前などは特に注意)
なお、糖分の摂りすぎは膵臓の機能低下やインスリン抵抗性向上などを招き、糖尿病リスクを高める恐れがあります。
胃腸が弱っているときは控えること
マヌカハニーに限らず、胃腸が弱っているときにハチミツを食べると腹痛や下痢を引き起こす可能性があります。
これには、ハチミツに含まれるグルコン酸が必要以上に腸の動きを活発にすることが理由に挙げられます。
グルコン酸はミツバチ由来のグルコースオキシダーゼという酵素により、生成されることが知られている。
引用:石川県立大学生物資源環境学部食品科学科 教授 榎本俊樹(ハチミツの成分特性) グルコン酸は腸内の善玉菌のエサとなり、善玉菌を増やします。善玉菌は悪玉菌の増殖を抑え、腸の運動を活発にする働きがあります。引用:倉敷平成病院HP
そのため、胃腸の調子が良くないときはマヌカハニーを食べるのを控えましょう。
マヌカハニーの選び方と美味しく食べる方法
マヌカハニーを選ぶときは商品に記載されている「MGOの数値」をチェックしてみてください。
MGOはマヌカハニーに含まれているメチルグリオキサールの量を示しています。(数値が高いものほど含有量が多い)
手軽に食べやすく、日常的に摂取するのであれば「MGO115+」程度から試してみましょう。
また、より濃度の高いマヌカハニーをお求めになる場合は「MGO263+」あたりの商品がおすすめです。
そのまま木製のスプーンにとって舐めるだけでも美味しく食べられますが、ヨーグルト・トースト・パンケーキなどと合わせるのもおすすめの食べ方となっています。
【まとめ】マヌカハニーに重大な副作用はない|アレルギーと糖分の過剰摂取には注意
マヌカハニーの副作用や食べる際の注意点などを詳しく説明してきました。
<結論>
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マヌカハニー自体に大きな副作用はない
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1歳未満の乳児には絶対与えないこと
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大人の場合はアレルギーと過剰摂取に注意すること
本文で解説した通り、マヌカハニーには医薬品を摂取したときのような重大な副作用はありません。
ただし、他のハチミツと同様に1歳未満の乳児には与えないようにしましょう。
大人が食べる場合にはアレルギー症状と糖分の過剰摂取に注意してください。
また、マヌカハニーを皮膚に塗る際は最初に少量を試してからにしましょう。
(腕の内側に少量を塗る簡易的なパッチテストを試す)