までのご注文は、
に発送予定です。
マヌカハニーに発がん性の物質は含まれている?ニュージーランド産ハチミツの安全性について

マヌカハニーに興味を持ちネット上で調べてみると「マヌカハニー 発がん性」といった単語を目にすることがあります。
こうした単語を見かけると「マヌカハニーには発がん性がある物質が含まれているのか?」と感じてしまう人も少なくありません。
結論から先に伝えますが、マヌカハニーは発がん性があるハチミツではなく、しっかりと安全性が保たれています。
この記事ではなぜネット上で「マヌカハニーに発がん性がある」という噂が流れているのかを詳しくまとめました。
過去に発生した残留農薬の事例、残留農薬自体の危険性、現在の検査や管理体制について分かりやすく解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
マヌカハニーは発がん性があるハチミツではない
冒頭でも伝えた通り、マヌカハニーに発がん性物質は含まれていません。
マヌカハニーに発がん性があるという噂は、過去の検査で一部の商品から残留農薬が見つかったためです。
なお、その際に見つかった残留農薬の種類は「グリホサート」と呼ばれるもので、日本国内でも農業用として使用されています。
また、マヌカハニーの特徴は他のハチミツよりもメチルグリオキサールの含有量が多いところです。
このメチルグリオキサールに発がん性があるのでは?といった噂も流れていますが、これまでの研究によってメチルグリオキサールに発がん性はないことが分かっています。
(そもそもメチルグリオキサールはマヌカハニー以外の食品にも含まれている)
国際がん研究機関(IARC)は、MGO発がん性について、五段階(1、2A、2B、3、4)のうちで二番目に低いグループ3である、「ヒトに発がん性があるとは分類できない。」と評価しています。(原文:Not Classifiable as to its Carcinogenic)
List of Classifications – IARC Monographs on the Identification of Carcinogenic Hazards to Humans にて「Methylglyoxal」で検索
マヌカハニーに発がん性があるという噂について
ここでは「マヌカハニーに発がん性はあるのか?」という疑問に対して、順序だてて安全性を解説していきます。
こちらを読めばマヌカハニーが安心して食べられる食品であることが分かりますので、順番に内容を見ていきましょう。
過去にニュージーランド産ハチミツからグリホサート(除草剤)が検出された
「マヌカハニーに発がん性物質が含まれているのでは?」という噂が出始めたのは2020年ごろからです。
2019年にマヌカハニーを生産しているニュージーランドで国内のハチミツに対する検査を実施したところ、60種類のサンプルのうち「全体の18%にあたる11サンプル」から残留農薬としてのグリホサートが検出されました。
(ただし、残留基準は超えていない)
これにより輸入側となる日本でも、輸入食品に対する検査命令の実施をおこなっています。
なお、この際に発表された検査命令の内容は「ニュージーランド産はちみつや加工品に関して輸入届出ごとの全ロットに対する検査を義務づける」というものです。
参考:Yahoo!ニュース(新型コロナで人気沸騰の高級蜂蜜から発がん性疑惑農薬)
参考:厚生労働省(輸入食品に対する検査命令の実施)
日本ではグリホサートは危険性(発がん性)が高い残留農薬ではないと考えられている
マヌカハニーから残留農薬(グリホサート)が検出されたことで「マヌカハニー=発がん性がある食べ物」といった誤解が生まれることになりました。
しかし、グリホサートは日本でも一般的に使用されている農薬です。
もちろん日本だけでなく世界の国々でグリホサートは使われています。
グリホサートの発がん性については様々な国で研究されていますが、現在のところ日本を含め多くの国では「グリホサートに発がんリスクはない」と結論づけられています。
食品安全委員会では、グリホサート①〜⑤で実施された発がん性試験及び遺伝毒性試験の結果からグリホサートには発がん性及び遺伝毒性は認められなかったと判断した。また、EFSAにおける評価においても、利用可能な全ての試験の質及び信頼性を含め総合的に判断した結果、グリホサートは生体において遺伝毒性はなく、ヒトに対して発がん性物質ではないと結論づけられている。
引用:厚生労働省(グリホサート)
海外ではグリホサートの使用を禁止にしている国もありますが、残留農薬として考えた場合「基準値以内であれば人間の健康を害するリスクはない」とされています。
なお、日本の基準で計算すると「体重60kgの人が毎日750kgのハチミツを摂取しても生涯的に1日の許容摂取量を超えない(グリホサートの残留量が0.08ppmの場合)」ということなので、現実的な危険性はほぼないと言えます。
※1ppm=検体1mgに対して0.01mgの量
現在はニュージーランドでも発がん性物質の検査が厳格になっている
引用:Ministry for Primary Industries(ニュージーランド第一次産業省)
2019年〜2020年に生じた残留農薬の問題から、マヌカハニーの生産国であるニュージーランドでもより厳格な検査が実施されるようになっています。
ニュージーランドでハチミツなどの輸出品を管理しているのは第一次産業省(Ministry for Primary Industries=MPI)です。
こちらはニュージーランド政府の中央省庁のひとつであり、日本で考えると農林水産省・厚生労働省・食品安全委員会(内閣府の外局)を組み合わせたような役割を担っています。
主に管轄しているのは「輸出品・国内流通品の食品安全の監督」「農産物・畜産物・水産物の検査および認証」「ハチミツや乳製品などの輸出製品の品質・原産地証明」などです。
なお、Ministry for Primary IndustriesのHPでは以下のような業務内容を確認できます。
〇Ensure your bee products are fit for purpose
(意訳:蜂製品が目的に適合していることを確認する)
〇bee products do not exceed any applicable regulatory maximum permissible limits for residue and contaminants
(意訳:蜂製品は残留物および汚染物質に関する適用可能な規制の最大許容限度を超えていない)
参考:Ministry for Primary Industries(ニュージーランド第一次産業省)
ニュージーランドの養蜂場は第一次産業省への登録が必須です。
また、出荷するハチミツ製品に対して識別コードをつける義務があり、流通している商品を追跡できる仕組みが構築されています。
こうした取り組みによってマヌカハニーの安全性・信頼性が担保されているということです。
発がん性物質が含まれていたマヌカハニーの商品名・メーカー・ブランドはどれ?
過去に一部のマヌカハニーから残留農薬が検出されたという報道があったものの、現在のところ同様の疑いがある特定の商品・メーカー・ブランドの名称は公表されていません。
なお、2020年に厚生労働省が発表した「輸入食品に対する検査命令の実施」には以下の業者名が記載されていました。
製造者:MANUKA DOCTOR LIMITED
輸入者:オン・ザ・プラネット合同会社
製造者:G&K DAVIS LTD
輸入者:株式会社ユックス
2020年~2021年に掛けて、一部のマヌカハニーから残留農薬が検出されたことを受け、当社(マヌカヘルス社)では以下のような説明を公表しています。
マヌカヘルス社では、人里離れた土地で養蜂を行うため、ミツバチの健康にとって最大リスクの1つである、除草剤や農薬の心配はほとんどありません。
しかしながら確認のため、農薬とグリホサート残留物を含む除草剤に対する定期検査を実施しています。これにより、自社工場から出荷するはちみつの品質と安全性、いかなる汚染物質も含まないことを確認しています。
引用:富永貿易(マヌカヘルス社マヌカハニー製品の安全性につきまして)
マヌカヘルス社では製造工場の管理・製品化されるハチミツの検査をおこなうことで、安心安全なマヌカハニーを提供しています。
安全性が高いマヌカハニーを選ぶ方法
より安全性が高いマヌカハニーを選ぶ方法としては以下のようなものが挙げられます。
-
UMF(ユニークマヌカファクター)のマークが付いている
-
UMFHA公式サイトでブランド名を検索する
-
販売元の信頼性や口コミを確認する
ニュージーランド産のマヌカハニーを販売するメーカーは商品の品質や純度を「UMFHA(ユニークマヌカファクター協会)」に検査してもらい、認証マークを取得しています。
商品にUMFマークが付いていて、なおかつUMFHA公式サイトでブランド名が検索できる販売元であれば、一定の信頼性と安全性が担保されていると考えられます。
※UMFHAは国の基準以上の検査をおこない、マヌカハニーの品質を担保している独立機関
なお、UMFHA公式サイト「Certified Brands(認定ブランド)」のページで販売元のブランド名を入力すると、そのメーカーが認証されているかどうかが分かります。
また、ネット上で商品を購入する場合には、販売サイトの口コミやレビューをチェックすることも大事です。
※マヌカヘルス社のマヌカハニーについてのみいえば、日本語ラベルが付いており、なおかつ「正規品」の表示、輸入者欄に「富永貿易」の記載があれば安全性の高い正規輸入品と言えます。
【まとめ】マヌカハニーに発がん性はない|安心して食べられるニュージーランド産のハチミツ
マヌカハニーに興味を持っている方が安心してマヌカハニーを購入できるよう、発がん性が疑われている理由や現在の安全性について詳しく解説してきました。
<結論>
-
マヌカハニーに発がん性物質は含まれていない
-
過去に一部のマヌカハニーから残留農薬が検出されたためネット上で噂になっている
-
現在のところは日本・ニュージーランドだけでなく販売元の各会社も厳格な検査をおこなっている
マヌカハニーの安全性が疑われるきっかけになったのは、一部のハチミツから残留農薬が検出されたためです。(2019年の検査)
当社では自主的に工場の管理体制を強化し、出荷前の商品の検査を実施することで、より安全なマヌカハニー商品を販売しています。
UMFHA公式サイトでもマヌカヘルス社が認証済みブランドとして確認できますので、安全性・信頼性が高いマヌカハニーをお求めになる方は当社をご利用ください。