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マヌカハニーで虫歯が治る?口内ケアのために正しい知識を身につける

作成日:2026年02月24日
更新日:2026年03月09日
マヌカハニーで虫歯が治る?口内ケアのために正しい知識を身につける

マヌカハニーに興味を持っている方の中には「マヌカハニーに虫歯を治す効果はあるのか?」「虫歯の予防になるのか?」といった部分が気になっている方も多いようです。

結論からお伝えすると、マヌカハニーを食べるだけで虫歯が治ることはありません。

ただし、マヌカハニーに含まれる成分の特性から、口内環境との関係が注目されているのも事実です。

この記事では、マヌカハニーと虫歯の関係性をはじめ「治ると言われる理由」「虫歯になる可能性」などを整理し、正しく利用するための考え方を紹介していきます。

これからマヌカハニーを購入する方は、ぜひ参考にしてみてください。

【結論】マヌカハニーだけで虫歯が治ることはない|正しい知識のもと適切な摂取を

マヌカハニーを食べることで虫歯が治ることはないものの、マヌカハニーに含まれる成分は様々な分野から注目を集めています。

まずは冒頭でも伝えた結論について詳しく説明していきましょう。

マヌカハニーを食べることで虫歯が治る明確なデータはない

虫歯は段階的に進行する疾患であり、マヌカハニーを摂取するだけで修復・改善できると示した明確なデータは、現在のところ確認されていません。

それではなぜ「マヌカハニーが虫歯を治す」といった話があるのか?という疑問を解消していきます。

まずは、以下に虫歯ができるまでの流れを簡単にまとめましたのでご覧ください。

【虫歯ができる流れとメカニズム】

  1. 糖質を含む食事を摂取する ⇒ 砂糖などが口腔内に入る
  2. 虫歯菌が糖を発酵する ⇒ 歯垢中の細菌(主にミュータンス菌)が糖を分解し酸を生む
  3. 口腔内のpHが低下して酸性になる⇒歯のエナメル質や象牙質が溶け出して虫歯になる

参考:https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC9455747/

こうした流れで虫歯ができるわけですが、上記の中でマヌカハニー(ハチミツ)が影響を与える可能性があるのは②の「細菌が糖を分解し酸を生む」という部分です。

“Therefore, a plethora of studies have characterised the antibacterial effect of honey of different botanical and geographical origins.”

和訳:多数の研究により、様々な植物由来や地理的起源の蜂蜜の抗菌効果が確認されてきた。

引用:https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC9455747/

マヌカハニーを含め、ハチミツには抗菌性がある成分が含まれています。

これが「抗菌成分が虫歯を引き起こす細菌を抑制する」⇒「虫歯が治る(予防になる)」といった話の基になっていると考えられます。

次に、マヌカハニーに含まれる抗菌性が高い成分について詳しく見ていきましょう。

マヌカハニーに含まれるMGO(メチルグリオキサール)には抗菌性がある

マヌカハニーには、他のハチミツにはほぼ含まれないMGO(メチルグリオキサール)が多く含まれています。

“Manuka honey still contains the other main components that give rise to honey’s antimicrobial activity; however, the presence of methylglyoxal result in increased activity.”

和訳:マヌカハニーには、ハチミツの抗菌作用をもたらす他の主要成分も含まれていますが、メチルグリオキサールの存在によって活性が増大します。

引用:Clinical Significance of Manuka and Medical-Grade Honey for Antibiotic-Resistant Infections: A Systematic Review

ご覧のようにMGOによって抗菌活性が増大したとする研究が報告されており、マヌカハニーの仕組みを活用した医療用のハチミツも開発されています。

とはいえ前述の通り、マヌカハニーをそのまま食べる・舐めるだけで同様の効果が口腔内で再現されるといった試験データはなく、あくまで成分としての特性であることを理解しておきましょう。

今後の研究で虫歯菌への作用が示される可能性もある

「マヌカハニーを食べるだけで虫歯が治るわけではない」ということを知って、少し残念に思う方もいるかもしれません。

しかし、現在でもマヌカハニーに対する研究は進んでいて、これから抗菌性が高い特定の成分が虫歯菌の抑制に有効的であるといったデータ・証拠が見つかる可能性はあります。

実際、以下の研究では一般的なハチミツよりもマヌカハニーの方が優れた結果を出したと結論付けています。

“Manuka honey had more antibacterial activity than Dabur honey on S. mutans and Lactobacillus bacteria in the in vitro study.”

和訳:試験管内の試験において、 マヌカハニーは市販ハチミツよりもストレプトコッカス・ミュータンスおよびラクトバチルス属細菌に対して高い抗菌活性を示した。

引用:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29991862/

上記の「ストレプトコッカス・ミュータンスおよびラクトバチルス属細菌」とは、虫歯を引き起こす「う蝕原生細菌」のことです。

試験では特定の市販ハチミツとマヌカハニーの作用を濃度ごとに比較しています。

もちろん、こちらも試験管内での実験データであり、人による臨床試験ではありません

しかし、現時点では明確な結論は出ていませんが、今後の研究によって、マヌカハニーが虫歯菌に何らかの影響を与えることが示される可能性はあります。

こうした現状の正しい知識をもとにして、マヌカハニーを日々の生活習慣に取り入れることが大事です。

結局マヌカハニーで虫歯が治るという話は嘘なのか?

ここではマヌカハニーで虫歯が治るという話について気になる部分を掘り下げていきます。

それぞれの内容を見ていきましょう。

マヌカハニーについて誤解されやすいポイント

マヌカハニーに含まれるMGO(メチルグリオキサール)には抗菌性があることが知られていますが、それによって「すべての菌に同じように作用する」「口腔内の菌をまとめて減らせる」と捉えられてしまうケースがあります。

しかし、口腔内には虫歯や歯周病に関与する細菌だけでなく、環境を整える働きを持つ常在菌も存在しています。

抗菌性があるからといって、特定の菌だけを選択的に抑制できるわけではありません。

また、研究で確認されている作用の多くは試験環境下でのものであり、日常的なマヌカハニーの摂取によって同様の影響が口腔内で起こると断定することはできません。

マヌカハニーは医薬品ではなく、あくまで食品のひとつとして認識することが重要です。

虫歯予防としてのマヌカハニーの位置づけ

厚生労働省|むし歯の予防法(健康日本21アクション支援システム)」によれば、虫歯の原因は以下のようにまとめられています。

“むし歯を作る要因は、歯の質・細菌(むし歯原因菌)・食物(砂糖)の3つにまとめることができます。”

引用:https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/teeth/h-02-005

虫歯の発生には、歯の質・口腔内の細菌状態・食生活といった複数の要因が関係するとされています。

これらはすべて人によって異なり、同じものを食べていても虫歯になりやすい人とそうでない人がいるのが実情です。

日々の間食の頻度や歯みがき習慣、唾液の分泌量なども影響するため、虫歯になる確率は一律ではありません。

マヌカハニーに含まれる成分の特性が注目されること自体は自然な流れですが、虫歯の成り立ちを踏まえると「食べるだけで治る」と受け取るのは、現時点ではやや解釈が広がり過ぎている面もあります。

ただし今後の研究の進展によって、マヌカハニーに含まれる成分の特性と口腔環境との関係がさらに明らかになる可能性はあります

そのため、現段階では正しい知識のもとでマヌカハニーを取り入れることが大切だと言えます。

マヌカハニーで虫歯になる?ハチミツが口腔内に与える影響

マヌカハニーを日々のセルフコンディショニングに取り入れる人もいますが、一方で「甘いもの=虫歯になりやすいのでは?」と不安に感じることもあります。

ハチミツは糖分を含む食品であるため、口腔環境への影響を正しく理解しておくことが重要です。

とはいえ、虫歯のリスクは単純に甘いかどうかだけで決まるものではありません。

虫歯リスクを考える上で意識したいポイントは以下の3つです。

  • 甘い食品=虫歯になるというイメージ

  • 食べるタイミングによる影響

  • 体質の個人差

一般的に、糖分は虫歯菌のエサになるため「甘い食品=虫歯になりやすい」という印象を持たれがちです。

しかし、実際には摂取後の口腔内環境や歯みがき習慣などが大きく関係します。

就寝前の摂取など、食べるタイミングによっても虫歯リスクは変わります。
就寝前のマヌカハニーの摂り方については、こちらのコラムでも口腔ケアの注意点をまとめていますので、あわせてご参照ください。

さらに歯の質や唾液量といった体質面には個人差があるため、同じようにハチミツを摂取しても受ける影響は人それぞれ異なります。

こうした点を踏まえ、総合的にオーラルケアを考えることが大事と言えます。

参考:https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/teeth-summaries/h-02

マヌカハニーと虫歯に関してよくある質問

ここでは、マヌカハニーと虫歯に関連したよくある質問に回答していきます。

自分が気になっている部分をチェックしてみてください。

マヌカハニーは毎日食べても虫歯にならない?

マヌカハニーは特徴的な成分が含まれていることで注目されていますが、糖分を含む食品である点は一般的なハチミツと同じです。

毎日食べても必ず虫歯になるわけではありませんが、食後のケアや口腔環境によって虫歯リスクは変わるので、日々のケアを意識しましょう。

虫歯がある状態で食べても問題はない?

虫歯がある場合、甘味のある食品が刺激になることもあります。

マヌカハニー自体が直ちに悪化させるとは言い切れませんが、痛みや違和感がある場合は摂取を控え、まずは歯科での治療を優先させましょう。

実際にマヌカハニーを食べて虫歯になった人は?

虫歯になるかどうかはその人の食生活や歯磨きの習慣が大きく影響します。

マヌカハニーだけが原因となり虫歯になることはありません。

【まとめ】オーラルケアを意識しながらマヌカハニーを取り入れる

マヌカハニーで虫歯は治るのか?逆に虫歯になるのか?といった疑問を解消するために、様々な情報を紹介してきました。

<結論>

  • 現状、マヌカハニーに含まれる成分が虫歯を治すといった明確なデータはない

  • 今後、研究が進むことで虫歯への作用が分かる可能性は否定できない

  • マヌカハニーを日々の食習慣に取り入れる際はオーラルケアを意識すること

結論としては、いまのところ分かっている正しい知識を基にしてマヌカハニーを取り入れることが大事と言えます。

あくまでセルフコンディショニングの一環として、マヌカハニーならではの味わいを楽しんでみてください。

 

この記事を書いた人

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マヌカヘルスJAPAN

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