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1歳未満の赤ちゃんがはちみつ(マヌカハニー)を食べてはいけない理由

作成日:2026年06月01日
更新日:2026年06月01日
1歳未満の赤ちゃんがはちみつ(マヌカハニー)を食べてはいけない理由
  • マヌカハニーを子供に与えるのは危険?
  • 1歳未満の赤ちゃんがはちみつを食べたときはどうすればいい?
  • マヌカハニーと一般的なはちみつの違いは?

マヌカハニーはニュージーランド産のはちみつとして知られていますが、子供に与える際には注意が必要です。

特に1歳未満の赤ちゃんにとってはちみつはリスクがある食品であり、誤った認識は重大なトラブルに繋がる可能性があります。

1歳未満の乳児に対してははちみつを与えてはならないと厚生労働省から注意喚起がされています。これは乳児ボツリヌス症のリスクがあるためです。

一方で、年齢や与え方を守れば活用できるケースもあります。

この記事では、はちみつがなぜ1歳未満で禁止されているのか、万が一食べてしまった場合の対応、マヌカハニーと一般的なはちみつの違いまでを分かりやすくまとめました。

正しい知識を身につけ、マヌカハニーを安全な形で普段の食生活に取り入れてみましょう。

マヌカハニーは子供に危険?1歳未満はなぜダメ?注意すべき理由と食べてはいけない年齢

マヌカハニーを含むすべてのはちみつは、1歳未満の乳児に与えてはいけません。

これは天然のはちみつに潜む菌が、赤ちゃんの未熟な腸内で毒素を発生させるリスクがあるためです。

乳児にはちみつを与える危険性について、詳しく説明します。

はちみつが1歳未満でダメな理由|乳児ボツリヌス症の発症リスク

1歳未満の赤ちゃんにはちみつを与えてはいけない最大の理由は「乳児ボツリヌス症」を防ぐためです。

1歳未満の赤ちゃんがハチミツを食べることによって乳児ボツリヌス症にかかることがあります。ハチミツは1歳未満の赤ちゃんにリスクが高い食品です。

引用:ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから。(厚生労働省HP)

はちみつにはごく微量ながらボツリヌス菌の芽胞が含まれる場合があります。

大人であれば腸内環境によって問題になりにくいものの、赤ちゃんは腸内細菌が未発達なため、菌が増殖しやすい状態です。

その結果、神経に影響を与える毒素が作られ、重い症状に繋がる可能性があります。

ボツリヌス菌は熱に強い耐性がある

「加熱した料理や飲み物に入れれば大丈夫」と考えるのは誤りであり、非常に危険です。

なぜなら、ボツリヌス菌はとても熱耐性の強い菌だからです。

ボツリヌス菌は熱に強い芽胞を作るため、120℃4分間以上の加熱をしなければ完全に死滅しません。

引用:食品衛生の窓(東京都保健医療局)

一般的な家庭でおこなう料理(沸騰温度=100℃程度)では、ボツリヌス菌が完全に死滅することはありません。

はちみつを隠し味に使った煮物や焼き菓子、ホットミルクなどであっても、1歳未満の赤ちゃんに与えるリスクは変わらず、どのような形でも口にさせないことが基本です。

加熱済みの市販品に関しても、はちみつが含まれる食品は避けるようにしましょう。

はちみつを食べてはいけない年齢はいつまで?1歳になったばかりでも注意が必要

はちみつを安全に食べられるようになる目安は、満1歳を過ぎてからです。1歳を過ぎる頃には腸内環境が成熟し、ボツリヌス菌の増殖を抑えられるようになるとされています。

ただし、1歳になったばかりの時期は離乳食の完了期にあたり、消化機能にはまだ個人差があります。はちみつを与える場合にはごく少量から試し、体調や便の様子を観察しながら慎重に進めることが大切です。

赤ちゃんがはちみつを食べてしまった場合の対応|症状や発症までの期間

万が一、赤ちゃんが誤ってはちみつを口にしてしまった場合は、冷静に症状を観察し、迅速な対応をとる必要があります。

乳児ボツリヌス症はすぐに症状が出るとは限らないため、正しい知識を持つことが大切です。

乳児ボツリヌス症の症状と発症までの期間|見逃してはいけないサイン

乳児ボツリヌス症は、食べてすぐに症状が出るわけではなく、数日から数週間の潜伏期間を経て現れるのが特徴です。

初期サインとしてもっとも多いのが「数日間続く便秘」です。

症状は、便秘状態が数日間続き、全身の筋力が低下する脱力状態になり、哺乳力の低下、泣き声が小さくなる等の症状が特徴です。重症化すると呼吸困難に陥り死に至ることがあります。

引用:ボツリヌス菌|「食品衛生の窓」東京都保健医療局

その後、全身の筋肉が緩むことで、首の座りが急に悪くなったり、ミルクを吸う力が弱くなったりします。

いつもより元気がなく、泣き声が小さいと感じた場合は注意が必要です。

赤ちゃんがはちみつを食べてしまった場合はすぐに医療機関を受診

はちみつを舐めてしまったかもしれないなど、心当たりがある場合は迅速な対応が求められます。もし不安がある場合は、自己判断せず医療機関を受診しましょう。

「少量だから大丈夫」と決めつけるのは非常に危険です。以下の通り、実際に2017年に発生した重症化事例も報告されています。

今般、東京都足立区において、乳児ボツリヌス症による死亡事案が発生しました。本事案は、乳児に対し離乳食としてジュースに「はちみつ」を混ぜて与えたことが原因と特定されました。

引用:島根県HP(はちみつを原因とする乳児ボツリヌス症による死亡事案について)

乳児ボツリヌス症は適切な治療を早期におこなうことが重要です。受診の際は「いつ、どのくらいのはちみつを摂取したか」を医師に明確に伝え、専門的な判断を仰ぎましょう。

マヌカハニーとはちみつの違いとは?子供への影響について

マヌカハニーはニュージーランド産のはちみつですが、あくまではちみつの一種です。ボツリヌス菌のリスクという点では一般的なはちみつと同じなので、「1歳未満の乳児には与えない」といった年齢制限を守ることが大切です。

なお、マヌカハニーの安全性や普通のはちみつとの違いは以下の記事でも解説していますので、合わせてご覧ください。

マヌカハニーとはちみつの違いを解説|MGOとは?どんな特徴がある?

マヌカハニーを子供に与える場合は年齢と食べ方に気を付ける

「なぜ1歳未満の赤ちゃんにはちみつを食べさせてはダメなのか?」「マヌカハニーを子供に与えるのは危険なのか?」といった疑問を解消するために、その根拠となる注意点を説明してきました。

  • 1歳未満の乳児にはちみつを与えるのは絶対に避ける(乳児ボツリヌス症の危険性)
  • マヌカハニーもはちみつなので、1歳未満の乳児に与えてはいけない
  • 万が一乳児がはちみつを口にした場合はすぐに医療機関を受診する

もっとも注意する点は子供の年齢で、1歳未満の乳児には絶対にはちみつを与えないようにしましょう。なお、1歳を過ぎてからであれば、マヌカハニーを含めはちみつをお子さんに与えても問題ありません。ご家族で楽しめる食品のひとつとして、年齢制限を守った上でぜひ食卓に取り入れてみてください。

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