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インフルエンザ対策・予防にはちみつは効果がある?咳・喉の痛みへの働きをエビデンスと共に解説
はちみつは古くから健康維持のために利用されてきた食品のひとつですが、インフルエンザを「治療する」「確実に予防する」といった医学的効果は確認されていません。
ただし、はちみつに含まれる様々な成分には不快な咳を和らげる、喉の潤いを保つなどの効果が期待できます。
【はちみつの特徴】
- 抗菌作用・抗炎症作用がある
- 喉の粘膜を物理的にコーティングし乾燥を予防する
- 結果として咳や喉の痛みの緩和に役立つ
こうした作用により、はちみつはインフルエンザ流行時期の喉ケアとして取り入れられることがありますが、あくまで補助的な健康管理方法として活用するのが適切です。
当記事ではこれまでの研究報告・論文等をベースに、はちみつの効果・一般的なはちみつとは異なるマヌカハニーの特徴・選び方を解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
はちみつにインフルエンザ対策・予防の効果はある?

はちみつの特徴や効果、インフルエンザ対策・予防におすすめする理由を紹介します。
- はちみつには抗菌作用・抗炎症作用がある
- 上気道感染症状(咳・喉の痛み)の緩和が期待できる
- マヌカハニー(蜂蜜の一種)におけるインフルエンザ対策・予防の効果
一般的なはちみつとマヌカハニーの違いについても解説していますので、合わせて参考にしてみてください。
はちみつの抗菌作用
インフルエンザにかかる理由は、インフルエンザウイルスが体内(喉など)で増殖するためです。
こうした病気のメカニズムから、抗菌活性のあるはちみつを摂ることは細菌の増殖抑制に有効的と考えられます。
一般にハチミツには抗菌活性がある』『ハチミツ成分が直接的に触れる口腔内などについては、抗菌活性も期待できる
引用:兵庫県立大学 加藤陽二|マヌカハニーの特徴とその機能性
はちみつの「抗菌活性(=細菌の増える勢いを抑える働き)」は、主に次の4つによって生まれています。
弱い酸性(グルコン酸産生による)による殺菌環境
多くの細菌は、強い酸性の環境では細胞がうまく働けず、増えにくくなります。
ハチミツは弱い酸性で、pHは平均3.9(3.2〜4.5)と低く、この性質だけでも細菌が増えにくい環境を作っています。
ただ、一部の乳酸菌のように酸に強い菌もいるため、「酸性だからすべての菌が死ぬ」というわけではありません。
ほとんどのハチミツの酸度は平均約3.9(3.2-4.5)である。
グルコン酸は、細菌増殖を防止する高い酸性度(または低いpH)をもたらす。
引用:ハチミツの持つ抗菌作用とその養蜂における応用(P.3)
浸透圧(高い糖濃度による細菌の脱水)
ハチミツは水分量が少なく、糖が非常に多く含まれるため、強い「浸透圧」を持っています。細菌がハチミツに触れると、ハチミツ側が細菌の細胞から水分を奪い取るため、細菌は脱水して生きられなくなります。この作用はハチミツの抗菌性を支える主要な特徴のひとつであり、ハチミツが腐りにくく長期間保存できる理由にもなっています。
参考:ハチミツの持つ抗菌作用とその養蜂における応用 浸透圧(P.4)
過酸化水素による細胞壁損傷
ハチミツには「過酸化水素」という成分が自然に作られます。これは、ミツバチが分泌する酵素(グルコースオキシダーゼ)が作用して生まれるもので、細菌の細胞壁を傷つけて死滅させる働きがあります。
過酸化水素は、細菌の細胞壁に影響を及ぼし損傷し、その細胞死を引き起こす。
引用:ハチミツの持つ抗菌作用とその養蜂における応用(P.4)
ポリフェノールによる抗酸化作用
ハチミツに含まれるポリフェノール(フェノール酸やフラボノイド)は量こそ少ないものの、強い抗酸化作用を発揮します。
抗酸化作用は細菌の代謝バランスを崩し、細胞膜の安定性にも影響を与えるため、細菌が増えにくい環境をつくります。
このように、ハチミツは複数の仕組みで細菌の増殖を抑えている、とても優れた天然の抗菌食品といえます。
これらのポリフェノールは、酵素(特にグルコースオキシダーゼ)と組み合わさって、抗酸化活性(Vela et al. 2007)をもち、その抗酸化活性は、細菌の増殖と発育を阻害することができることが明らかになっている
引用:ハチミツの持つ抗菌作用とその養蜂における応用(P.3)
はちみつの抗炎症作用
また、はちみつには抗炎症作用もあり、炎症による喉の痛み・不快感を軽減する働きも期待できます。
Honey bee products, including propolis, royal jelly, honey, bee venom, and bee pollen, or their bioactive chemical constituents like polyphenols, demonstrate interesting therapeutic potential in the regulation of inflammatory mediator production as per the increase of TNF-α, IL-1β, IL-6, Il-2, and Il-7, and the decrease of reactive oxygen species (ROS) production.
和訳:プロポリス、ローヤルゼリー、蜂蜜、蜂毒、蜂花粉などの蜂蜜製品、あるいはポリフェノールなどのそれらの生理活性化学成分は、TNF-α、IL-1β、IL-6、IL-2、IL-7の増加、および活性酸素種(ROS)産生の減少といった炎症メディエーター産生の調節において、興味深い治療効果を示しています。
引用:Honey Bee Products: Preclinical and Clinical Studies of Their Anti-inflammatory and Immunomodulatory Properties(ミツバチ製品:抗炎症作用および免疫調節作用に関する前臨床および臨床研究)
さらにはちみつの粘性は喉粘膜をコーティングして刺激を和らげる、乾燥を防ぐといった作用にも繋がります。
As honey is a sweet substance that increases salivation and mucus secretion from the respiratory tract, it may have a demulcent effect on the pharynx and larynx, and thus reduces dry and unproductive cough
和訳:蜂蜜は呼吸器からの唾液分泌と粘液分泌を増加させる甘い物質であるため、咽頭と喉頭に粘滑作用があり、乾いた咳や痰の絡む咳を軽減する可能性があります
引用:A Comprehensive Review of the Effect of Honey on Human Health(蜂蜜が人間の健康に与える影響に関する包括的レビュー)
ただし、はちみつはあくまで食品のひとつであり、細菌・ウイルスによる感染症そのものを治すものではありません。
日常のセルフケアとしてはちみつを取り入れることは推奨できますが、医療行為とは異なることを理解しておきましょう。
上気道感染症状(咳・喉の痛み)の緩和が期待できる
小児を対象とした臨床研究では、寝る前にはちみつを摂取したグループで咳の頻度や夜間の眠りやすさが改善した報告があります。
the honey products higher than the silan date extract for symptomatic relief of their children's nocturnal cough and sleep difficulty due to UR』
和訳:小児のURI(上気道感染症)に伴う夜間の咳や睡眠障害の症状緩和において、プラセボよりも蜂蜜製品を高く評価しました。
引用:Effect of honey on nocturnal cough and sleep quality: a double-blind, randomized, placebo-controlled study(蜂蜜が夜間咳嗽と睡眠の質に与える影響:二重盲検ランダム化プラセボ対照試験)
これは、はちみつの粘性が喉を覆うことで感染症由来の刺激を和らげる物理的な効果や保湿による乾燥感の軽減が理由と考えられています。
医薬品のような即効性や治療効果は保証されませんが、咳や喉の不快感を和らげる民間療法としてははちみつの活用がおすすめです。
もちろん小児だけでなく大人も利用できる喉ケアと言えますので、日々の生活にはちみつを取り入れてみましょう。
なお、はちみつが咳(上気道感染症)のケアに有効的であることは、以下を含め様々な論文で結果が示されています。
Honey was superior to usual care for the improvement of symptoms of upper respiratory tract infections.
和訳:蜂蜜は上気道感染症の症状改善において、通常の治療よりも優れた効果を示した。
引用:Effectiveness of honey for symptomatic relief in upper respiratory tract infections: a systematic review and meta-analysis
マヌカハニー(蜂蜜の一種)におけるインフルエンザ対策・予防の効果
インフルエンザ対策・予防として日々のセルフケアにはちみつを取り入れるのであれば、マヌカハニーを選んでみてください。
マヌカハニーはニュージーランド原産のマヌカから採れるはちみつで、メチルグリオキサール(MGO)と呼ばれる成分を豊富に含んでいるところが大きな特徴です。
(一般的なはちみつにはメチルグリオキサールがほぼ含まれていません)
これまでの研究により、このメチルグリオキサール(MGO)には高い抗菌性があることが分かっています。
Manuka honey still contains the other main components that give rise to honey’s antimicrobial activity; however, the presence of methylglyoxal result in increased activity.
和訳:マヌカハチミツには、ハチミツの抗菌作用をもたらす他の主要成分も含まれていますが、メチルグリオキサールの存在によって活性が増大します。』
参考:Clinical Significance of Manuka and Medical-Grade Honey for Antibiotic-Resistant Infections: A Systematic Review(抗生物質耐性感染症に対するマヌカハニーと医療用ハチミツの臨床的意義:系統的レビュー)
また、メチルグリオキサール(MGO)にはインフルエンザウイルスの活性化を抑え、なおかつ同ウイルス薬との相乗効果が得られるといった研究データがあります。
『オセルタミビル、ザナミビル、ラニナミビル、ペラミビルといったノイラミニダ ーゼ阻害剤とともに用いることで相乗効果を示し、ノイラミニダーゼ阻害剤IC50値が大幅に下がることにより選択性は飛躍的に向上した。』
引用:核外輸送系を標的とした抗ウイルス活性を持つ新規シード化合物の天然資源からの探索
以下の記事では、メチルグリオキサール(MGO)がインフルエンザウイルスを抑制する可能性があることについてより詳しく解説していますので、合わせてご覧になってみてください。
>> マヌカハニーはインフルエンザ対策に効果ある?エビデンスと選び方を徹底解説
はちみつ飴やはちみつ入り生姜湯でもインフルエンザ予防になる?【簡単レシピ】

はちみつ飴やはちみつ入り生姜湯には、喉を温めたり潤す働きがあります。
乾燥による喉への負担を軽減するセルフケアとして、昔から親しまれています。
インフルエンザを予防する明確な効果は確認されていませんが、喉の乾燥対策としては有効的です。
はちみつ飴は、喉に長時間留まることで保湿・刺激緩和に役立ちます。
はちみつを加えた生姜湯の簡単なレシピとしては「生姜スライス2〜3枚(もしくはすりおろした生姜)にお湯200ml程度を注ぎ、粗熱が取れたらはちみつ小さじ1(約5mg)を加える」といったものがおすすめです。
なお、マヌカハニーに興味がある方は、一般的なはちみつの代わりにマヌカハニーを使ってみましょう。
抗インフルエンザ薬とはちみつの併用について
はちみつは一般的な食品であるため、抗インフルエンザ薬と併用しても特に問題はないとされています。
これまでにはちみつが処方薬の効果を阻害するといった事例は報告されていませんが、基礎疾患がある方・いつも服用している薬がある方の場合は、念のため主治医や薬剤師の指示に従ってください。(アレルギーチェックと共に)
なお、インフルエンザの感染が疑われる発熱・倦怠感などがあるときは、すみやかに医療機関を受診しましょう。
※あくまではちみつによるセルフケアは補助的な役割であるため
咳止め・喉のケアにマヌカハニーを選ぶときのポイント
咳の軽減や喉のケアを目的としてマヌカハニーを選ぶときのポイントは以下の2点です。
- MGO・UMFの数値をチェック
- 商品の信頼性・安全性を確認
MGOはメチルグリオキサールの含有量を示していて、UMFはMGOを含めた総合的な品質の指標となっています。

引用:UMFHA公式サイト
マヌカハニーはニュージーランドにあるUMFHA(ユニークマヌカファクター蜂蜜協会)によって品質が管理されています。
簡単に言えば、UMF値が高い製品ほど品質が良い(メチルグリオキサールの含有量も多い)とされていますので、商品を選ぶときの目安になります。
また、商品の信頼性・安全性を確認することも大事です。
詳しくは以下の記事を参考にしてください。
>> マヌカハニーに含まれるMGOとは?UMFとの違いやグレードによる値段の違いを解説
「インフルエンザ はちみつ」に関してよくある質問
ここではインフルエンザとはちみつに関連したよくある質問に答えていきます。
- インフルエンザ予防接種前後にはちみつを食べても大丈夫?
- インフルエンザの症状が出ているときにはちみつを食べても良い?
- インフルエンザ・風邪予防にはちみつを摂る際の注意点は?
インフルエンザ予防接種前後にはちみつを食べても大丈夫?
インフルエンザの予防接種と、はちみつの成分が干渉するといった報告は今までにありません。
そのため、通常の食事と同じ扱いで問題なく摂取できます。
ただし、体調が悪い日や発熱時は消化に負担が掛かる可能性もあるため、少量から様子を見て摂ると安心です。
インフルエンザの症状が出ているときにはちみつを食べても良い?
喉が痛い・咳が出るといった症状がある場合、はちみつの保湿作用が役立つケースもあります。
ただし、高熱や強い倦怠感がある場合は食欲が落ちることもあるため、無理に摂る必要はありません。
インフルエンザ・風邪予防にはちみつを摂る際の注意点は?
大人がはちみつを摂取する場合に考えられる注意点は「アレルギー反応」です。
はちみつに含まれる成分によって口の周りの腫れ・ピリピリ感・かゆみなどのアレルギー症状が出る方も稀にいます。
また、はちみつは1歳未満の乳児に与えてはいけません。
これは、乳児は腸内環境が整っておらず「乳児ボツリヌス症」を起こす恐れがあるためです。
参考:厚生労働省HP|ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから。
はちみつは日々のセルフケアに役立つ|高品質なマヌカハニーがおすすめ
「はちみつはインフルエンザ対策・予防に効果があるのか?」という疑問を解消するために、はちみつの作用について詳しく説明してきました。
<結論>
- 昔からはちみつは喉のケアに広く利用されている(抗菌性・抗炎症性がある)
- インフルエンザを直接的に治すことはないが予防の手段としては有効的
- 特にメチルグリオキサール(MGO)を含むマヌカハニーがおすすめ
日々の生活にはちみつを取り入れて、喉のセルフケアをおこなう場合にはマヌカハニーを選ぶことが推奨されます。
これは、マヌカハニーには一般的なはちみつにほぼ含まれないメチルグリオキサール(MGO)が豊富に含まれているためです。
※メチルグリオキサールは強い抗菌性・抗炎症性を持つ成分
こうしたマヌカハニーを活用してインフルエンザが流行る秋冬のシーズンを乗り切りましょう。