までのご注文は、
に発送予定です。
マヌカハニーの成分と効果|風邪予防になる?喉の痛みが治る?

日々の健康を気遣う人たちの中で、ここ10年ほどの間で注目を集めるようになったのが「マヌカハニー」です。
マヌカハニーはニュージーランド原産の植物から採れるハチミツの一種で、高い抗菌作用を持つ成分「メチルグリオキサール(MGO)」を多く含むことで知られています。
この記事では、マヌカハニーの特徴や選び方などを詳しくまとめました。
体調管理のためにマヌカハニーの購入を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。
マヌカハニーとは|風邪予防との関係
マヌカハニーを初めて購入する方向けに、マヌカハニーの特徴やマヌカハニーに含まれている成分について解説します。
-
マヌカハニーの特徴と効果についての研究
-
マヌカハニーに含まれる成分
-
メチルグリオキサール(MGO)の効果・効能
-
補足:マヌカハニーは喉の腫れや痛みに効く?効かない?
マヌカハニーの特徴と効果についての研究
マヌカハニーの原料は、主にニュージーランドとオーストラリアの一部地域にしか自生しない「マヌカ」という木の花から採れる蜜です。

マヌカの自生ポイントから近いところに生息する西洋ミツバチは、マヌカの花が咲く時期に多くの蜜を巣に持ち帰ります。
こうして出来上がったハチミツにはマヌカ特有の成分が多く含まれているため、独特な 深みのある味わいが楽しめます。
マヌカハニーはニュージーランドの先住民たちの間では、古くから薬のようなものとして扱われていました。
その効果や効能について科学的な研究が進んだのは、1980年~2000年代のころです。
-
1980年代:ピーター・モラン博士がマヌカハニーには高い抗菌作用があることを提唱
-
2000年代:トーマス・ヘンレ博士がマヌカハニーの抗菌作用は「メチルグリオキサール」に由来することを発表
※参考:日本家政学会HP|マヌカハニーの特徴とその機能性 兵庫県立大学 加藤 陽二
含まれている成分や他のハチミツとは違った味わいが注目を集めるようになり、近年ではスーパーフードのひとつとして世界的な人気商品となっています。
マヌカハニーに含まれる成分
マヌカーハニーには以下のような成分が含まれています。
-
ブドウ糖
-
ビタミン
-
ミネラル
-
アミノ酸
-
ポリフェノール
-
メチルグリオキサール(MGO)
このように様々な栄養素が豊富に含まれているところがマヌカハニーの特徴です。
ビタミンB、ビタミンC、カリウム、カルシウム、マグネシウム、必須アミノ酸などがマヌカハニーから摂取できます。
また、もともとマヌカの蜜にはジヒドロキシアセトンという成分が含まれています。
この成分が、時間の経過と共にMGO(メチルグリオキサール)に変化していきます。

参考:The origin of methylglyoxal in New Zealand manuka (Leptospermum scoparium) honey
さらに、マヌカハニーは保管状態によってMGO量が変化するため、採取や保管の方法によって品質に違いが生じます。
<厳密なマヌカハニーの定義>
-
3-phenyllactic acid(PLA)
-
2’-methoxyacetophenone(MAP)
-
2-methoxybenzoicacid(MBA)
-
4-hydroxyphenyllactic acid(HPA)

引用:日本家政学会HP|マヌカハニーの特徴とその機能性 兵庫県立大学 加藤 陽二
なお、ニュージーランド政府では上記の成分含有量と、DNA検査に合格したものを正当なマヌカハニーとして 承認しています。
メチルグリオキサール(MGO)の効果・効能
現在では、世界中の様々な機関によってマヌカハニーの研究が進められています。
その中でメチルグリオキサール(MGO)には高い抗菌作用があることが分かっています。
In addition, manuka honey has been shown to contain high concentrations of methylglyoxal (MGO), contributing the relatively superior antimicrobial activity of manuka honey compared to non-MGO honeys.
(日本語訳:マヌカハニーには高濃度のメチルグリオキサール (MGO) が含まれています。MGO を含まないハチミツに比べて抗菌作用が比較的優れていることが示されています)
引用:Methylglyoxal-infused honey mimics the anti-Staphylococcus aureus biofilm activity of manuka honey: potential implication in chronic rhinosinusitis
こうした研究データを踏まえ、メチルグリオキサールには
-
感染症の予防
-
消化器系(胃腸)の疾患予防
-
口腔内の炎症改善
などのような効果・効能が期待されています。
メチルグリオキサールの大きな特徴は感染症予防の効果が期待できるところです。
日本家政学会の論文を参考にすれば「インフルエンザウイルスに対する抗ウイルス作用が報告されている」とも言われていますので、風邪の予防に繋がる可能性はあります。
参考:日本家政学会HP|マヌカハニーの特徴とその機能性 兵庫県立大学 加藤 陽二
また、メチルグリオキサールの研究では消化器系の疾患要因のひとつであるピロリ菌の働きを抑制する効果についても言及されています。
(※ピロリ菌自体をなくす(除菌する)わけではありません。)
そのほか、口腔内の炎症に対して抗菌作用があるといった研究データも発表されています。
参考:日本歯科大学 新潟生命歯学部|講演抄録集(13P)
(口腔内の炎症への作用について抗菌作用がある)
このように、メチルグリオキサールには様々な効果が期待されています。
補足:マヌカハニーは喉の腫れや痛みに効く?
マヌカハニーは、ほかのハチミツよりもメチルグリオキサールを豊富に含んでいます。
メチルグリオキサール(MGO)には口腔内の炎症を抑制する作用が確認されています。
喉が炎症することによって生じる腫れや痛みにも、MGOは有効であると考えられます。
なお、マヌカハニーのメチルグリオキサール含有量は商品によって異なります。
次項ではマヌカハニーの選び方や商品の見分け方を解説しています。
マヌカハニーの選び方

お店で販売されているマヌカハニーには以下のようなマーク(記号)と数値が記載されています。
-
MGO
-
UMF
-
MGS
それぞれの意味や商品を選ぶ際のポイントを見ていきましょう。
MGO|メチルグリオキサールの含有量
MGO(Methylglyoxal)とは、マヌカハニーに含まれているメチルグリオキサールの量を数値化したものです。
表記の例:MGO115+、MGO263+など
(1kgあたりの含有量が表記されており、MGO115+なら115ミリグラム以上となります)
一般的に、メチルグリオキサールが多く含まれている商品ほど、高額になりやすい傾向にあります。
日々のセルフコンディショニングのためにマヌカハニーを摂取したい方であれば、MGO115+~MGO263+くらいの商品を選んでみてください。
メチルグリオキサールが持つ抗菌作用を重視する場合には、MGO400+~MGO550+あたりがおすすめです。
UMF|マヌカハニーの抗菌活性力

引用:UMF公式サイト(https://www.umf.org.nz/)
UMF(Unique Manuka Factor)とは、マヌカハニーの品質を以下の4つの要素から評価したものです。
MGO(メチルグリオキサール) |
マヌカハニー1kg中に含まれるメチルグリオキサールの量 |
DHA(ジヒドロキシアセトン) |
メチルグリオキサールに変化する成分量(貯蔵寿命) |
HMF(ヒドロキシメチルフルフラール) |
蜂蜜の鮮度を表す数値 |
Leptosperin(レプトスペリン) |
マヌカハニーの純度を表す数値(マヌカの花蜜にしか含まれない成分) |
DHA(ジヒドロキシアセトン)
DHA(ジヒドロキシアセトン)はマヌカハニーに含まれる成分で、時間の経過や適切な熟成過程で、MGO(メチルグリオキサール) に変化する性質があります。
つまりDHAの量は、将来的にどのくらいMGOが生成されるかを予測する指標になります。
高いUMF値を安定的に維持するためには、DHAが十分に含まれている必要があります。
HMF(ヒドロキシメチルフルフラール)
HMF(ヒドロキシメチルフルフラール)は、はちみつが加熱処理や長期保存で、劣化したときに増える成分です。
HMFが高いと劣化(高温での加熱や古いハチミツの可能性)が疑われるため、UMF品質基準を満たすためには40mg/kg以下である必要があります。
Leptosperin(レプトスペリン)
Leptosperin(レプトスペリン)はマヌカハニーに特徴的に含まれる成分です。
一般には販売されておらず、科学的な合成も困難であることから、マヌカハニーか偽造されたものかどうか見分ける指標として測定されています。
参考:マヌカハニーの成分検査による認証・グレーディングについて|食品分析開発センター
MGS|純度や加熱処理、添加物の有無を審査
MGS(Molan Gold Standard)とはマヌカハニー研究の第一人者であるピーター・モラン博士が定めた数値およびグレーディングです。
メチルグリオキサールの量だけでなく、添加物の有無や加工処理の仕方なども基準のひとつとなっています。
※MGSマークが入っているマヌカハニーは質が高い商品として認められたことを表しています。(数値はUMFに準ずる)
もともとUMFの数値はピーター・モラン博士が規格化したものですが、さらに厳格な審査基準を設けたものがMGSということです。
こうした部分を覚えておくとマヌカハニーを選ぶときに失敗しにくくなりますので、ぜひ参考にしてみてください。
マヌカハニーの食べ方や注意点
ここからはマヌカハニーの食べ方や注意点について解説していきます。
-
マヌカハニーの効果的な食べ方
-
マヌカハニーを食べる際の注意点
マヌカハニーの効果的な食べ方
マヌカハニーの食べ方としては以下のようなものが挙げられます。
-
適量のマヌカハニーをそのまま舐める
-
ヨーグルトや飲み物に混ぜて摂取する
-
口内炎には綿棒等でマヌカハニーを直接塗る
そのまま適量を舐めるだけでも問題はないのですが、苦みが強いマヌカハニーの場合はヨーグルトやスムージーに混ぜて摂取してみるのがおすすめです。

甘味があるマヌカハニーであれば、従来のハチミツと同じようにパンケーキに塗って食べるというのもおすすめです。
また、メチルグリオキサールの抗菌性を利用して口内炎の改善を期待する場合には、綿棒を使って患部に直接塗ってみましょう。
なお、1日あたりに摂取する量としてはだいたい10~15mgくらいが適量です。
マヌカハニーを食べる際の注意点
日常的にマヌカハニーを摂取する際は、以下の点に気を付けてください。
-
小さな子供(特に1歳未満の乳児)にはNG
-
糖分の過剰摂取
-
アレルギー反応
マヌカハニーにはボツリヌス菌が混在している可能性があります。(食中毒の原因菌)
1歳未満の乳児だとボツリヌス菌による食中毒症状を発症する恐れがあるため、誤って食べさせないように注意しましょう。
また、大人の場合はハチミツを摂りすぎることによる「糖分の過剰摂取」が注意点として挙げられます。
1日あたりのMGOの摂取量(10~15mg程度)を守り、摂りすぎないようにしてください。
なお、マヌカハニーには様々な成分が含まれていますので、人によってはアレルギー反応が出る可能性もあります。
過去にハチミツを食べてアレルギー症状が出た人は、摂取を控えた方がいいかもしれません。
そのほか、悪質なネット業者ではマヌカハニーと偽って高額なニセモノ商品を販売している事例もあります。
購入前に、ラベルに記載されている販売者や購入する店舗についてよく調べ、信頼できるところを選びましょう。
マヌカハニーに関してよくある質問
ここからはマヌカハニーに関してよくある質問に答えていきます。
-
マヌカハニーは発熱・風邪のひき始めに効果がある?
-
MGOの数値が高いマヌカハニーほど喉の痛みに効く?
-
マヌカハニーは免疫力低下を防いでくれる?
自分がマヌカハニーに対して疑問に思っている部分をチェックしてみてください。
マヌカハニーは発熱・風邪のひき始めに効果がある?
マヌカハニー自体に発熱を抑える効果はありません。
とはいえ、風邪をひいたときの栄養補給のひとつにはなります。
常備しておくと、急に風邪を引いた時の栄養補給として役立ちます。
なお、マヌカハニーに含まれるメチルグリオキサールには抗菌作用があることが報告されています。
MGOの数値が高いマヌカハニーほど喉の痛みに効く?
喉のケアとして効果を期待するのであれば、MGO400+以上のマヌカハニーがおすすめです。
なお、マヌカハニーを摂取すれば確実に喉の痛みが治まるわけではなく、あくまで喉のコンディションを整えるのにおすすめの食品です。
手軽に食べやすく、日常的に摂取するのであれば、MGO115+程度から試してみてはいかがでしょう。
マヌカハニーは免疫力低下を防いでくれる?
マヌカハニー自体に免疫力低下を防止する効果はありません。
ただし、マヌカハニーには他のハチミツより多くのメチルグリオキサールが含まれています。
メチルグリオキサールには抗菌性・抗炎症性があり、免疫機能のサポートが期待できます。
【まとめ】日々の健康を気遣う人にマヌカハニーはおすすめ
「マヌカハニーは風邪の予防になるのか?」「マヌカハニーで喉の痛みは治るのか?」という疑問を持つ方に向けて、マヌカハニーの特徴や含まれている成分について詳しく解説してきました。
<まとめ>
-
マヌカハニーにはメチルグリオキサールが多く含まれている
-
メチルグリオキサールは抗菌作用や抗炎症作用が確認されている
-
日々のセルフコンディショニングをサポートするのにマヌカハニーはおすすめ
軽く風邪をひいても立場的に仕事を休めず、日頃から体調管理をしっかりしたいという人に適しているのがマヌカハニーです。
そんなマヌカハニーを選ぶときにはUMFやMGOといった数値をチェックし、自分に合った商品を購入してみてください。
なお、初めてマヌカハニーを試す場合には「UMF10+」「MGO263+」あたりの商品がおすすめです。