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マヌカハニーとピロリ菌の関係は?MGOの特徴や研究報告をわかりやすく解説

作成日:2026年06月28日
更新日:2026年06月28日
マヌカハニーとピロリ菌の関係は?MGOの特徴や研究報告をわかりやすく解説
  • ピロリ菌とは?どんな病気と関係している?
  • マヌカハニーはピロリ菌対策として有効?

ピロリ菌は、胃の疾患に関わる可能性がある細菌のひとつです。

マヌカハニーには、MGO(メチルグリオキサール)と呼ばれる成分が豊富に含まれていて、ピロリ菌への作用についての研究がおこなわれています。

実際に、マヌカハニーを含むはちみつが、試験管内での検証でピロリ菌への抗菌活性を示したとする研究報告もあります。

ただし、マヌカハニーは医薬品ではなく、あくまで一般的な食品であり、ピロリ菌の除菌や治療を目的とするものではありません。

この記事では、ピロリ菌と胃の不調との関係をはじめ、MGOの特徴、マヌカハニーに関する研究データ、日常的な取り入れ方について詳しく解説します。

ピロリ菌が原因とされる主な胃の不調|胃炎や胃潰瘍との関係

まずは、ピロリ菌がどういった胃の不調につながる細菌なのかを説明していきます。

ピロリ菌とは

ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)は、胃の粘膜に生息している細菌です。

以前は、胃の中は強い胃酸によって細菌が生きにくい環境と考えられていましたが、研究が進んだことで、胃の中でもピロリ菌は生存できることが分かってきました。

感染していても症状がほとんど現れない人がいる一方で、胃の不快感や胃もたれなどが続くケースもあります。

参考:杏林大学医学部付属病院

胃炎・胃潰瘍・胃がんとの関連も指摘

ピロリ菌は、胃の粘膜に慢性的な炎症を引き起こす要因となりえる細菌です。

国内の研究でも、ピロリ菌は胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍などとの関連が指摘されています。

また、長期間にわたって感染が続くことで、胃粘膜の萎縮や変化につながる可能性があるとも考えられています。

さらに、胃がんとの関係についての研究も進んでいて、胃の健康を考える上ではピロリ菌の検査や対策がとても重要です。

Helicobacter (H) pylori: 1983年にヒト胃粘膜中に存在し、胃炎の原因となっているのではないかという発見がなされた。以来、消化性潰瘍のみならず、胃がんの重要な原因と考えられるようになってきている。

引用:国立研究開発法人 国立がん研究センター|がん対策研究所 予防関連プロジェクト

マヌカハニーはピロリ菌対策に有効?含有成分MGOの特徴と過去の研究・論文データを紹介

※以下は試験管内(in vitro)の研究結果であり、人体での効果を示すものではありません。

マヌカハニーは食品であり、ピロリ菌の除菌や治療を目的とするものではありません。

続いて、マヌカハニーに含まれている成分の特徴、ピロリ菌への有効性について見ていきましょう。

マヌカハニーが一般的なはちみつと異なる点は、MGO(メチルグリオキサール)が豊富に含まれている点です。

そのMGOがどういった成分なのかをご覧ください。

マヌカハニーに含まれる成分「MGO(メチルグリオキサール)」の特徴

MGO(メチルグリオキサール)は、マヌカハニーを特徴づける成分として知られていて、抗菌活性に関する研究が行われている成分です。

複数の研究において「マヌカハニーには高濃度のMGOが含まれており、MGOを含まないはちみつと比べて抗菌作用が優れている」と報告されています。

なお、一般的なはちみつにはMGOがほとんど含まれていません。

>> マヌカハニーに含まれるMGOとは?UMFとの違いやグレードによる値段の違いを解説

こうした理由もあり、MGOの含有量が多いマヌカハニーは、医療の分野でも研究が行われています。

In addition, manuka honey has been shown to contain high concentrations of methylglyoxal (MGO), contributing the relatively superior antimicrobial activity of manuka honey compared to non-MGO honeys.

和訳:マヌカハニーには高濃度のメチルグリオキサール(MGO)が含まれています。MGOを含まないはちみつに比べて抗菌作用が比較的優れていることが示されています。

引用:Methylglyoxal-infused honey mimics the anti-Staphylococcus aureus biofilm activity of manuka honey: potential implication in chronic rhinosinusitis

マヌカハニーを含むはちみつがピロリ菌への抗菌活性を示す研究

海外の研究では、マヌカハニーを含む複数のはちみつにおける「ピロリ菌への抗菌活性」を調べた報告があります。

ある研究では、MGOを含むマヌカハニーが、試験管内でピロリ菌に対して抗菌活性を示したことが報告されました。

研究内容をまとめた論文では、ピロリ菌に対する作用が検討されています。

ただし、これらはMGOの成分としての特性を試験管内で検証した結果であって、人体への治療効果を示すものではありません。

マヌカハニーは前述のとおり食品であり、ピロリ菌の除菌や胃の疾患の治療を目的とするものではないことを理解しておく必要があります。

仮に、気になる症状がある場合は、まず医療機関へ相談しましょう。

These honeys may contain compounds with therapeutic potential against our local isolates of H. pylori. We also demonstrated that our locally produced honey had a very good antibacterial activity comparable to the commercial honey.

和訳:これらのはちみつには、地域で分離されたピロリ菌株に対する作用が検討されています。また、地域で生産されたはちみつは、市販のはちみつに匹敵する高い抗菌活性を示すことも確認されています。

引用:In - vitro antimicrobial activity of selected honeys on clinical isolates of Helicobacter pylori

マヌカハニーの選び方と日常的な食べ方

マヌカハニーを取り入れる際は、MGOの数値を目安にして選び、毎日続けやすい食べ方を意識してみましょう。

ここでは、マヌカハニーを選ぶ際のポイントや、日々の食生活へ自然に取り入れる方法について紹介します。

MGOの数値を目安にして選ぶ

MGOは、商品のパッケージに記載されている数値によって含有量を確認できます。

含有量によって用途や目的が変わってくるところもマヌカハニーの特徴です。

砂糖の代わりとして使えて、普段の料理にも取り入れやすいのは「MGO115+」あたりです。

MGO値は好みや予算に応じて選んでください。

自然な形で日々の食習慣に取り入れる

マヌカハニーは、毎日の食生活の中へ無理なく取り入れやすい食品です。

そのままスプーンで食べるだけでなく、ヨーグルトやトーストに合わせたり、紅茶などの飲み物へ加えたりするなど、さまざまな楽しみ方があります。

1日の目安量としては、スプーン1〜2杯(5〜15g程度)が一般的です。

継続して取り入れることで、毎日のセルフコンディショニング習慣に役立ちます。

毎日の健康習慣としてマヌカハニーを試してみる

ピロリ菌とマヌカハニーの関係について、学術的な研究報告を基にして解説してきました。

  • ピロリ菌は、胃炎・胃潰瘍・胃がんなどとの関連が指摘されている細菌
  • マヌカハニーは一般的なはちみつと比べてMGOの含有量が多い
  • 試験管内の実験ではピロリ菌への抗菌活性を示した研究報告がある

MGOを含むマヌカハニーが、ピロリ菌の対策として有効とは断言できません。

ただし、過去の研究によって抗菌活性を示した事例もあり、今後さらに詳しく研究が進むことが期待されています。

胃の不調が気になる場合は、まず医療機関へ相談した上で、毎日のセルフコンディショニングの一環としてマヌカハニーを取り入れることをおすすめします。

この記事を書いた人

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