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プロポリスで花粉症は和らぐ?期待できる効果・副作用・アレルギーを解説
この記事では、はちみつに含まれる成分のひとつ「プロポリス」について紹介していきます。
プロポリスは、ミツバチが植物の樹脂などを集めて作る天然由来の成分です。
近年では、「プロポリスが花粉症を和らげるのに役立つ」といわれ注目を集めていますが、本当に花粉症の改善に有効的なのか?という疑問もあります。
プロポリスの摂取によって、花粉症が解消されるという医学的根拠は確立されていません。
一方で、プロポリスとスギ花粉症の関連を調べた国内の研究報告も存在しており、引き続き研究が行われている分野のひとつです。
当記事では、プロポリスの基本的な特徴や成分、花粉症との関係、考えられる副作用やアレルギーリスクなどを過去の研究報告と共に詳しくまとめました。
花粉症シーズンの健康管理にプロポリスを取り入れようと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
プロポリスとは?基本的な成分と特徴

プロポリスとは、ミツバチが植物の樹脂や芽、樹液などを集め、自身の分泌物と混ぜ合わせて作る天然由来の物質です。
巣の内部を保護・補強するために使われる成分で、独特の香りと苦味を持つところが特徴のひとつに挙げられます。
古くからプロポリスは健康食品やサプリメントとして利用されることが多く、その成分や働きに関心が持たれています。
はちみつとプロポリスの違い
はちみつとプロポリスはどちらもミツバチ由来の産物ですが、役割や成分は大きく異なります。
はちみつは花の蜜を酵素によって変化させた糖質中心の食品で、主成分はブドウ糖や果糖です。
一方、プロポリスは植物由来の樹脂を主材料とし、ポリフェノール・ビタミン・ミネラルなど、多様な成分を含んでいます。
はちみつが栄養源として蓄えられるのに対し、プロポリスは「外敵や微生物から巣を守るために使われる防御素材」という位置づけです。
物質としての用途や含まれる成分が異なるため、同じミツバチ由来でもまったく違うものとして扱われています。
プロポリスの主な成分と働き
プロポリスに含まれる主な成分は以下の通りです。
- 植物性樹脂や花粉由来物質:ミツバチが樹脂として集めた基礎素材
- ポリフェノール類、フラボノイド類:多くの種類の芳香族化合物を含む
- 有機酸エステル類:生理機能に関与する化合物
- ワックスや脂肪酸:全体の構造を保つ成分
- ミネラル・ビタミン類など:ミツバチが生息する地域によっても異なる
こうした成分を含むプロポリスには「抗菌性・抗炎症性・抗酸化性」などが確認されています。
参考:日本栄養・食糧学会誌
抗炎症性や抗酸化性は、日常の食生活において注目されている性質のひとつです。
細胞へのダメージを和らげたり、体内の炎症反応を穏やかに保つことに関連するとされており、健康維持への関心が高まる中で研究が進められています。
プロポリスは花粉症に良いと言われる理由

前述の通り、プロポリスは抗炎症性や抗酸化性などの働きが研究で報告されています。
こうした性質が花粉症のような炎症反応に効果があるのではないか?と注目されています。
プロポリスは花粉症を治すものではない
まず前提として理解しておきたいのは、プロポリスは花粉症そのものを治療する医薬品ではなく、あくまで食品のひとつであるという点です。
現時点で、プロポリスの摂取によって花粉症が治るという十分な医学的根拠は確立されていません。
花粉症はIgE抗体が関与するアレルギー反応であり、症状の緩和・抑制には医療機関での治療が基本となります。(もしくは市販薬の服用)
仮にプロポリスを花粉症対策として用いる場合も、既存の治療を中断せず、補助的な位置づけとして活用するようにしましょう。
スギ由来の花粉症が和らぐことが示唆された研究報告がある
プロポリスについてのこれまでの研究の中には、スギ花粉の症状を和らげる効果を示唆する論文があります。
【結語】 プロポリスにはスギ花粉症に対する一定の軽減効果・抑制効果があると考えられる。
上記の研究では、スギ花粉症のボランティアを対象にプロポリス含有食品を花粉飛散前から摂取させたところ、プラセボと比べて「症状の自覚的改善を感じた人が多い」という結果が示されました。
また、高用量のプロポリス使用群では、花粉症の発症時期の遅延や鼻閉の軽減傾向も確認できたとされています。
こうした結果から、プロポリスに対しては花粉症の症状を和らげる可能性が示唆されています。
プロポリスで花粉症が悪化することはある?

プロポリスはミツバチが集めた植物由来の樹脂を原料としており、花粉や植物成分が含まれています。そのため、花粉症をはじめとするアレルギー体質の方は、摂取によって症状が悪化したり、アレルギー反応が起きる可能性があるとされています。
特にハチミツや花粉、セロリ、ヨモギなどに対してアレルギーをお持ちの方は注意が必要です。気になる症状がある場合は、摂取前にかかりつけの医師や薬剤師に相談することをおすすめします。
プロポリスの副作用は?かゆみ・蕁麻疹との関係

ここからはプロポリスを摂取した場合の主な副作用について紹介していきます。
かゆみや蕁麻疹が発生するのかが気になる人は、あらかじめ確認しておきましょう。
プロポリスの副作用でかゆみが起きることはある?
体質によっては、プロポリスに含まれる樹脂成分やフラボノイドなどに反応し、皮膚のかゆみや違和感が生じることがあります。
特にアレルギー体質の人は注意が必要で、異変を感じた場合は摂取を中止しましょう。
プロポリスの副作用で蕁麻疹が出ることは?
稀にではありますが、プロポリス摂取後に蕁麻疹・炎症・湿疹などのアレルギー症状が出ることが報告されています。
“The observed allergic reactions were the following: contact cheilitis, contact stomatitis, perioral eczema, labial edema, oral pain, peeling of lips, and dyspnea.”
和訳:観察されたアレルギー反応は、接触性口唇炎、接触性口内炎、口囲湿疹、口唇浮腫、口腔内痛、唇の剥離、呼吸困難でした。
もちろんすべての人に起こるわけではありませんが、蜂製品に敏感な人は少量から様子を見ることが望ましいと言えます。
プロポリスの副作用とはちみつアレルギーの違いは?
プロポリスは樹脂由来成分への反応が中心と考えられる一方、はちみつアレルギーは花粉や蜂由来たんぱく質が関与することがあります。
原因となる成分が異なるため、反応の出方や対処法にも違いが生まれます。
どちらにしてもプロポリスやはちみつ製品を摂取して異常を感じた場合はすぐに服用を中止し、適切な治療を受けましょう。
花粉症シーズンにプロポリスと合わせて注目されるはちみつ製品
「プロポリスは花粉症とどのような関係があるのか?」という疑問を解消するために様々な情報を紹介してきました。
- プロポリスはミツバチ由来の天然素材で、ポリフェノールなど多様な成分を含んでいる
- 抗炎症性・抗酸化性などに関する研究が報告されており、花粉症との関連についても研究が行われている
- 体質によってはかゆみや蕁麻疹などのアレルギー反応が出ることもある
こうした特性を踏まえると、蜂由来の製品を日々の食生活に取り入れる際は、品質管理が明確なものを選ぶことが大切です。
花粉症シーズンの体調管理を考える上での参考として、ご自身の体質や生活スタイルに合わせてご活用ください。